解決! 中国生産の三つの問題
ここでは「三つの違い」と解決方法をご説明します。
前のページでやる事は基本的に日本と同じ。
但し「三つの違い」を解決する必要が有るとご説明しました。
・言葉 (コミュニケーション)
・通関 (輸出入の税関手続き)
・決済
(ドルによる外貨決済)
以下に説明させて頂きます・
言葉 (中国語)
商品を生産する過程で工場とのコミュニケーションは不可欠です。
連絡・確認する内容は日本国内で行う事と同じなので業務的には何の問題も無いと思います。
唯一の問題点は日本語でのコミュニケーションが難しい事です。
解決方法は3つです。
・こちらが中国語を勉強するか、中国語のできるスタッフを雇う
・相手側に日本語を勉強させるか、日本語のできるスタッフを雇ってもらう
・日本語・中国語の両方を理解するエージェントを使う
エストリンクには日本語・中国語の両方を理解する経験豊富な日本人がおります。
また、主力工場には日本語を理解できる優秀な中国人スタッフが多数在籍しております。
通関 (貿易手続き)
海外から商品を輸入するには、一部の発展途上国を除き「関税=輸入税」が発生します。
「通関」とは輸入税を計算し納税する事が主な目的なのです。
関税率は「布帛」「丸編み」「横編み」「毛皮」など素材やデザインにより異なります。
従って専門的な知識や経験の無い素人が通関手続きを行うのは難しいと言えます。
ところが実際には「乙仲」という専門の通関業者がおり、手続きを代行してくれます。
例えて言うなら「車検を通すようなもの」です。(車検ほど簡単では有りませんが)
三井、三菱、丸紅というような大手商社ですら、乙仲に通関業務を任せているのが現状です。
但し、通関手続きは乙仲に依頼できても、最小限の必要書類は準備する必要があります。
エストリンクは必要に応じて以下のお手伝いをさせて頂きます。
・通関書類の準備
・乙仲の紹介
ご不明な事は何でもご相談下さい。
決済 (ドルによる支払い手続き)
中国との取引通貨は原則として米ドルです。
従いまして「単価交渉」「契約」「貿易書類」「決済」は全て米ドル建てです。
もちろんドルを現金で持っている必要は有りません。あくまで手続き上の問題です。
実際には銀行の外為窓口で「ドル送金」の手続きをするだけです。
最初は戸惑うと思いますが、実際には銀行窓口で国内送金の手続きをするのと同じです。
送金依頼書に書き込む内容がドルに変わるだけです。
必要に応じて手続き方法はアドバイスさせて頂きます
のでご安心ください。
エストリンクではサンプル資材代金など小額に限り支払いの代行
もさせて頂きます。
日本国内で相当額の日本円をお支払い頂ければ、中国への支払いは当方で手続き致します。
本生産などで金額が大きくなる場合は「L/C=信用状」による決済が必要になります。
ご相談頂ければ、銀行への申込方法のアドバイス、又は代行業者(商社)を紹介させて頂きます。
決済は現金が絡む事ですので、原則としてご自身でお手続きするべきと考えます。
手続き方法等は細かくアドバイスさせて頂きますので、心配は御無用
です。
以上にて「三つの違い」は解決です。
如何ですか? 出来そうな気がして来たのではないかと思います。
もちろん最初は「戸惑う」と思いますが、それは勝手が分からないからです。
エストリンクは原則として「通関」「決済」の代行は致しません。
お客様ご自身でやって頂きます。
但し、「出来るようになるまで」は徹底的にアドバイス・お手伝いさせて頂きます
のでご安心ください。
先ずは小ロットで挑戦してみませんか!
次のページでは 具体的な仕事の手順 をご紹介致します。
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* 仕様書、コメント等の翻訳(日本語→中国語)承ります。
* ご発注頂いたお客様限定で視察ツアー(上海、広州市場)のご相談をお受け致します。